2010年2月23日火曜日

ウンウンビウム Ununbium

発見されて、追試確認待ち(まだ命名できない)の元素名を
見ていて、ラテン語の面白い数詞について蘊蓄を得ました。

今回のコペルニクシウム原子番号112の名無しのころの暫定名
を見ていてちょっと調べてみましたのですが、
ウンウンビウムって名前が今回の原子番号112の新物質の名前でした。
なんか面白い!ですね

111 ウンウンウニウム Un un un ium
112 ウンウンビウム   Un un bi um 
以下
113 ウンウントリウム Un un tri um(Uut)
    これは2004年に理化学研究所が発見したがまだ命名権がない。
114 ウンウンクワジウム Un un quadi um(Uuq)
115 ウンウンペンチウム  Un un pent i um(Uup)
116 ウンウンヘキシウム Ununhexium (Uuh)

このあたりはラテン語の数字の記法なわけですね!

命名権を得るためには、何度かの再現試験が必要なわけですが、
大がかりな加速器を動かしたりするための予算はとても高くて
そう簡単には再現できないところがネックとなって、なかなか確定
しないというのが現実の様です。
また、作れても寿命が短く測定がむづかしいので、ある程度の安定
した同位体により確認する事ができないと確認が大変らしい。

すでに113,114,115,116,118の発見報告がでているようです。

1 件のコメント:

  1. 私もなにかでウンウン・・・となっていたのを見て,不思議に思っていました.

    こうやって説明されると,とてもクリアになりました!
    フランス語はラテン系なので,発音が違っても表記が同じだったり,似ていたり.

    すごい勉強になりました.理研の発見した113,はやく名前がはっきりするといいですね!

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