2010年2月21日日曜日

元素番号112

新聞に元素番号112の話が出ていました。

このところのこのブログの話題の延長ですので、フォローしますと・・・・。

1996年2月、ドイツ・ダルムシュタットの重イオン研究所
(GSI/Gesellschaft fuer Schwerionenforschung)
亜鉛原子核を重イオン加速器によって加速し、鉛に衝突させて人工的に造られた元素です。
今回正式に命名提案がみとめられ原子番号112、Cn, 112P+173N のコペルニシウムとなりました。

1982年に同じGISで発見された109の元素は1997年にマイトナーにちなんで、
マイトネリューム
と命名されています。これはノーベル賞の代償ということですね。ノーベル賞をもらっても
元素名に名前を残す人はCm(キュリウム)ぐらいですね?
原子番号109はマイトネリウム, Mt, 109,109P+159Nで
ビスマス209に鉄58イオンをぶつけるもので、これによりマイトネリウム266(と中性子)が生成たものです。


2 件のコメント:

  1. コペルニシウムということは,コペルニクスに因んでいるのですよね.生きているときは異端とされ,死んでから何百年も経ってから命名されるというのは,科学の持つ力でしょうか.

    放射性元素のアクチノイド系ではアインスタイニウムやフェルミウムなど,ノーベル賞を受けた科学者の名前に因んだのがあったと思います.

    知合いの先生が,最近は元素の周期表や周期律の意味を知らないで理系に入って来る学生がいると嘆いていましたが,pierreさんの周りはいかがですか?

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  2. 小紫さんのご指摘のとおり!
    アクチノイド元素(89P~103P)
    99P153N アインシュタイニウム(Es)
    100P157N フェルミウム(Fm)
    水爆の実験で見つかったんだそうですね

    超アクチノイド元素(104P~)では
    104P157N ラザホージウム(Rf)
    などあるんですね!

    普段はあまりこの手の話はでない職場です。
    理系は多いですが、力学系の話が多いです。
    この?十年の中ではありませんでした!!!

    最近は高校でもまともにやらないのでしょうかね??

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