2009年8月11日火曜日

地震について考えること

昨日は土砂降りでずぶ濡れでした。駅から小降りになったのを見計らって、歩き出したのですが、ちょうど中間地点あたりで、土砂降りになり、あえな下半身がくずぶ濡れ状態になりました。本日は朝5時過ぎに、何やら聞いたことのない目覚まし音、寝ぼけ眼で起きたとたんに、ぐらぐらと地震が来ました。駿河湾内を震源とするマグニチュード6.5のフィリピンプレートの沈み込み域での地震でした。防災研のHi-netの速報によれば

■ 震源情報
震源地 駿河湾南部
震源時 2009/08/11 05:07:06.22
震源緯度 34.80N
震源経度 138.50E
震源深さ 22km
マグニチュード 6.5
■ メカニズム解情報
節面1 走向/傾斜角 326.5˚/80.1˚
節面2 走向/傾斜角 62.5˚/58.9˚
P軸 方位/鉛直角 18.1˚/75.9˚
T軸 方位/鉛直角 280.1˚/60

でした。冷静に考えると、朝目覚めたのは、緊急地震速報による的確な地域防災無線による通知だったのだと気付きました。他分、数秒前の通知だと思いますが、頼もしい発見でした。

緊急地震速報の開発には、地震の初期破壊過程の研究を通じて、地震発生直後にその地震の実態を掴むことに重きを置いたリアルタイム地震学を作り上げた菊池正幸教授(長く横浜国大で教え、1996年に東大地震研教授になり、2003年に55歳の若さで亡くなった)の寄与するところが大きい。

地震予知という学問分野に対する批判はあるものの、日本という国に住む以上、避けては通れないものであり、この地震分野での貢献は日本という国に求められる必然である。かつ、安心、安全を標ぼうするのであれば、国はたとえ研究が華々しく進まなくとも、この面での人材をしっかりと育成するという確固たる意志を持たなければいけないと思います。

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