今が盛りの皐月躑躅です。
お昼に東銀座 Pasterante Ginza nonnino で食べた「桜海老とキャベツのピリ辛 生パスタ」¥1200salad & coffee 付き 桜海老のなんともいえない甘みがあり美味でした。
中沢新一「僕の叔父さん 網野善彦」読了集英社新書 186ページ久しぶりに一気に読める本でした。会社往復の通勤電車の中で2日間通算約4時間。
先日受けた東大の安冨歩さんのレクチャの中で、網野さんの「無縁・公界・楽」が紹介されました。網野さんの著作はこれまであまり手を出していない範囲のものでしたが、安冨さんは「無縁」という概念を会社組織に適用してみると という発想から、現在会社のなかでいろいろなトラブルを抱えてしまっている人達の力を生かすアジール概念の構想を話されました。私としては、レクチャの中身はともかく、安冨歩、網野善彦という経済学者、歴史学者に興味を抱いてしまい、先ずは網野さんの甥である中沢新一が、網野史学の生成過程をつぶさに見ていた立場から、網野さんの追悼文という形で発表した文章をまとめた本から先ずは手始めにしました。
中沢新一自身のオーム事件がらみ の騒動や、東大中沢人事問題に関する網野さんとの話は出てきませんでしたが(あとがきの中で少し、触れられてはいましたが)、
絵巻物の見方(絵の中心主題ではなくその周辺に書かれたものや細部に目を向ける)。トランセンデンタル:現実世界での五感からの影響や経験の及ぼす働きから完全に自由な領域:人間の本質を作ると考えるもの:超越的:と、マルクスとザスーリッチの往復書簡の話とアジールに関する話,藍染と差別の関係等々枚挙に暇のないエピソードが沢山ありました。さて、次は「無縁・公界・楽」ですが、この最初は「エンガチョ」の話から始まります・・・。
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