2012年1月21日土曜日

上田宗箇展

話は前後しますが、先週のお休みに銀座で 上田宗箇 武将茶人の世界展」
という展覧会を見てきました。招待券をもらったので、行ってみようかという期待
レベルでしたが、なかなかどうして面白い展覧会でした。

上田宗箇(本名:上田重安)は利休・織部を師とした戦国の武将茶人で、
広島・浅野家に伝わる上田宗箇流の始祖とのことですが、これまで知らない人物でした。

調べてみると、文武両道で逸話のあるマルチタレントであったようで、
武将としては終生、一番槍を標榜した武闘派勇猛果敢のイメージであるが
一方で丹羽長秀の小姓としてスタートしたキャリアーでは、室町文化の薫陶を受け、
さらに、利休・織部などに師事して、当時最先端の文化を吸収した人物。

まさに、avant-gardetというべきかもしれない。
この言葉、フランスの軍事用語の転用で、本来的には「前衛部隊」の意味であり、
文武におけるavant-gardetとしての上田宗箇の世界観を茶道具を中心に置き、
見せてくれていた。

展覧会の内容は、目の眼オンライン美術展レポートが詳しい。

この展覧会、「主催 NHK、NHKプロモーション、広島県」となっており、もうすぐ
終わってしまう NHKBSアニメ「へうげもの」の地上波展開のプロモーション
展開??と勘ぐってしまうところがあります。 その証拠に会場には、宗箇の
人物関連図が「へうげもの」の人物カットで構成されていました。結構会場
は和服のお茶をされるていると思える年配の方も多く、
この展示物にびっくりされているようでした。

続編として、興味をもって事の詳細記事をいくつか書くつもりです。



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