行ってきました。
2本目のはやぶさ関連の映画です。
前作の竹内結子主演の映画「はやぶさ」は科学女子を中心に、ストーリー
を展開して、はやぶさプロジェクトメンバーとして成長していく女性科学者を描い
ていました。この映画で面白かったのは、実際の運用室の写真に基づいて、
風貌そっくりの俳優さんたちを、当時の運用室の撮影時に配置していた事です。
特徴的な頭の禿げた人物、長髪の人物、ちょっと太っちょな人物・・・
当時の写真を見れば、きっと対応するはずです。
今回の映画は、主演は渡辺兼で、俳優陣もそうそうたるメンバーで、特に
イオンエンジンのチームに焦点をあてた、人間ドラマとしていました。
こちらも、単なるはやぶさの話では映画にならないので、はやぶさに関わった
町工場のおやじ(山崎努)の親子のドラマを絡めています。
音楽を担当したのは盲目のピアニスト辻井伸行で、
ラストでは彼のピアノ演奏が聞けます。
今回の映画は原作者・山根一眞でもあり、彼がはやぶさの取材で興味を
もった技術的な側面、宇宙開発の持つ意味、日本という国における科学技術
教育、技術の継承などいろいろな視点をちりばめた映画となっており、
科学好きな人にはとても面白い出来栄えの映画になっていたと思います。
ぜひ、おすすめしたい映画です。
閑話休題
兼さんの映画でしたが、さすが山崎務の存在感は違いました。
私が特に注目したのは、飛び不動の場面で、川口先生役の
渡辺兼さんから、「かりんとう」をもらう場面です。その時出された
山崎務の手の指はまさに町工場の親父の指でした。
爪の間には黒いすすけた油がついたリアルな町工場の親父の手
が 黒いかりんとうを受け取っていました。こんな一シーンに
映画関係者・俳優の意気込みを感じました。
ところで、前作への支援は適当だったNECはこの映画に関しては
会社を挙げての全面バックアップの体制でした。
何しろ、イオンエンジンも含めはやぶさはNECの製造ですし・・・
映画のあちこちに「NEC」ロゴ満載の映画でした。そのほかに
明らかにわかったのは、富士通のロゴマークとSUNのロゴマーク
が1シーンづつ入っていました。きっと機器を貸し出したのでしょね。
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