2012年1月27日金曜日

20120126銀座伊勢由


買い物ついでに、久しぶりに伊勢由ウィンドウの写真です。
中央のウィンドウの左、右、再度のウィンドウの上、下の順です。
二枚目は色の一番近いものを選びました。







また、知っているお店が店じまいという話を聞きました。
銀座もどんどんお店が変わっています。


茶杓制作状況


お正月のお休みを利用して制作を開始した茶杓ですが、
共筒のふたを除いて、恰好がついてきました。

実際に試作してみて、どこが難しいかといえば、残っている
共筒のふたの作成が最難関です。一度やってみましたが、
ぴったり感がなく、失敗でした。

昨夜は新橋の銀座通りの交差点にある茶道具屋さんで
茶杓袋を購入してきました。共筒と茶杓袋の写真です。
最終的には桐箱を購入して、それに共筒と袋と茶杓を
入れてみるつもりです。

2012年1月21日土曜日

宗箇展の静と動


展覧会の中にある、動と静 という視点で書いてみます。

宗箇展の展示のなかで、最初に目を引いたものは

入り口の野点の道具のなかの 小井戸の茶碗「白雲」
野点用なのか多少小ぶりで野原で飲むお茶の気軽さ
と、空に浮かぶ雲の気軽さを感じました。
どちらかといえば静の部分

この茶碗について、ほかの方のブログを見ると
1997年の茶道雑誌に記事がのっているようです。


それに続いてそれとなく展示されていた大名物唐草文染付茶碗「荒木高麗」

これに、匹敵するのは宗箇作の「さても」
手ひねりの茶碗の外面を直線的にカットしたへら目を持つ、臙脂色の茶碗です。
まさに闘将を感じさせる荒々しさです。これは動の茶碗です。

でも、この隣に長次郎の「面影」、光悦の「村雨」が
それとなく置かれているので、そちらに目が行ってしまうかも!!

ほかにも、いくつか興味をもった茶碗がありましたが、残念ながら
カタログがないので、不明です。



展覧会の出口近くに 茶杓のコーナがあり、興味深々で拝見しました。
その中に「敵がくれ」という2本の茶杓があり、共筒はなしでしたが、
解説には、大阪夏の陣の際、泉州樫井の戦さの最中、
迫り来る敵軍を待ちながら、眼の前の竹薮から竹を
切り出し、悠然と二本削ったというものでした。上の写真
最近茶杓作りを体験した人間からは、結構曲げるの大変なのに?
どうやって曲げたのかしら?なんて気持ちになる一品でした!
これは、静の品といえそうですね。

それと、すっきりとした利休の花入れ(静)と並んで、
ざっくりとナタ目が目立つ男性的な宗箇の花入れ(動)
も目を引きました。

それにしても、宗箇以外の名品がたくさん
展示されており、ちょっとビックリしたのも事実です。

会場外にお茶席がありましたが、¥1000でしたし、結構
人もおり、パスしました。このお茶席については、こちらの
方のブログに詳しい記事がのっていましたので、ご参照ください。
次は宗箇流のお茶のお手前について少々書く予定です。

上田宗箇展

話は前後しますが、先週のお休みに銀座で 上田宗箇 武将茶人の世界展」
という展覧会を見てきました。招待券をもらったので、行ってみようかという期待
レベルでしたが、なかなかどうして面白い展覧会でした。

上田宗箇(本名:上田重安)は利休・織部を師とした戦国の武将茶人で、
広島・浅野家に伝わる上田宗箇流の始祖とのことですが、これまで知らない人物でした。

調べてみると、文武両道で逸話のあるマルチタレントであったようで、
武将としては終生、一番槍を標榜した武闘派勇猛果敢のイメージであるが
一方で丹羽長秀の小姓としてスタートしたキャリアーでは、室町文化の薫陶を受け、
さらに、利休・織部などに師事して、当時最先端の文化を吸収した人物。

まさに、avant-gardetというべきかもしれない。
この言葉、フランスの軍事用語の転用で、本来的には「前衛部隊」の意味であり、
文武におけるavant-gardetとしての上田宗箇の世界観を茶道具を中心に置き、
見せてくれていた。

展覧会の内容は、目の眼オンライン美術展レポートが詳しい。

この展覧会、「主催 NHK、NHKプロモーション、広島県」となっており、もうすぐ
終わってしまう NHKBSアニメ「へうげもの」の地上波展開のプロモーション
展開??と勘ぐってしまうところがあります。 その証拠に会場には、宗箇の
人物関連図が「へうげもの」の人物カットで構成されていました。結構会場
は和服のお茶をされるていると思える年配の方も多く、
この展示物にびっくりされているようでした。

続編として、興味をもって事の詳細記事をいくつか書くつもりです。



2012年1月20日金曜日

はやぶさ はるかなる帰還 映画試写会

昨夜、ユナイッテッド シネマ豊洲で開催された、はやぶさの映画試写会に
行ってきました。
2本目のはやぶさ関連の映画です。

前作の竹内結子主演の映画はやぶさ」は科学女子を中心に、ストーリー
を展開して、はやぶさプロジェクトメンバーとして成長していく女性科学者を描い
ていました。この映画で面白かったのは、実際の運用室の写真に基づいて、
風貌そっくりの俳優さんたちを、当時の運用室の撮影時に配置していた事です。
特徴的な頭の禿げた人物、長髪の人物、ちょっと太っちょな人物・・・
当時の写真を見れば、きっと対応するはずです。

今回の映画は、主演は渡辺兼で、俳優陣もそうそうたるメンバーで、特に
イオンエンジンのチームに焦点をあてた、人間ドラマとしていました。
こちらも、単なるはやぶさの話では映画にならないので、はやぶさに関わった
町工場のおやじ(山崎努)の親子のドラマを絡めています。
音楽を担当したのは盲目のピアニスト辻井伸行で、
ラストでは彼のピアノ演奏が聞けます。

今回の映画は原作者・山根一眞でもあり、彼がはやぶさの取材で興味を
もった技術的な側面、宇宙開発の持つ意味、日本という国における科学技術
教育、技術の継承などいろいろな視点をちりばめた映画となっており、
科学好きな人にはとても面白い出来栄えの映画になっていたと思います。

ぜひ、おすすめしたい映画です。

閑話休題
兼さんの映画でしたが、さすが山崎務の存在感は違いました。
私が特に注目したのは、飛び不動の場面で、川口先生役の
渡辺兼さんから、「かりんとう」をもらう場面です。その時出された
山崎務の手の指はまさに町工場の親父の指でした。
爪の間には黒いすすけた油がついたリアルな町工場の親父の手
が 黒いかりんとうを受け取っていました。こんな一シーンに
映画関係者・俳優の意気込みを感じました。

ところで、前作への支援は適当だったNECはこの映画に関しては
会社を挙げての全面バックアップの体制でした。
何しろ、イオンエンジンも含めはやぶさはNECの製造ですし・・・
映画のあちこちに「NEC」ロゴ満載の映画でした。そのほかに
明らかにわかったのは、富士通のロゴマークとSUNのロゴマーク
が1シーンづつ入っていました。きっと機器を貸し出したのでしょね。



2012年1月12日木曜日

東京駅近況

まだ工事中ですが、有楽町よりの外観がみえました。
中央口などはいまだ工事中で外観はおおわれています。
ドームなどの上部構造物もきれいになっています。



2012年1月9日月曜日

「はやぶさ 遥かなる帰還」


本日午後から、こんな講演会に行ってきました。


昨年5月に行われる予定だった川口先生の講演が直前で、
フォンブラウン賞受賞式のために中止されたもののリベンジでした。

川口先生の講演はやはり場数を踏んでいるだけに、
余裕のある、聴衆の気持ちをつかむ大変面白いものでした。
さすがに、メインはサンプルの分析以降が主になり、
飛行運用のお話は簡単なものになっていましたが。

川口先生は簡単に触れていましたが
、次のはやぶさ2プロジェクト予算の問題が発生しています。
この問題は、次のはやぶさプロジェクトのページに
川口先生自身の文書があります。

できることなら、この映画やそれに続くはやぶさ関連映画の封切館に
観客が署名できるコーナを設け、草の根キャンペーンが行われることを
願っております。

松浦さんのページに野田首相あてのアドレスがあります。
草の根運動してみませんか?





2012年1月8日日曜日

あけましておめでとうございます。


昨年震災後に少し書いて、休止しておりました。
記事にしようと、写真などは撮っていたのですが、なかなか
気分的に書く気になれず、越年してしまいました。


再開最初の記事です。

このところ、お茶に興味が出てきて、休止の間に、お茶の本やら

裏千家のお茶の講習会などに参加しておりました。

お茶をやる前は、美術館などで、茶道具の展示などはあまり興味も
持てず、通り過ぎる事が多かったのですが、最近はがぜん面白くなり
ました。特に、自作の道具として見た「茶杓」に興味がわき。この正月

休みは、茶杓制作を実際にやってみました。以下はその制作過程
です。試作第1号は散々なできですが、それなりに形はできたように思います。
今回は、竹を曲げる際に、失敗して焦がしてしまったものを削って見ました。
まだ、フォルムが若干修正を要する段階ですが、製作途中の写真です。