奥尻島の沖で見られるホッケ柱ってご存知ですか?海面に小さな渦ができる現象です。
NHKハイビジョン特集10/11(日)16:30~18:00「北の海にホッケが舞う~群れ、その神秘の物語~」を見ました。
今年から、NHKはnスペの自然、文化、芸術、紀行などの企画範囲のものを、本体と、その派生トーク番組の「ワンダー・ワンダー」、この番組と同時に制作される90分のドキュメンタリー番組が、ハイビジョン特集としてBsHiで放送されています。
見たのはこのBs の番組でした。
この渦はホッケの群れが作っている渦です。数万匹のホッケの群れが作る渦、この渦を作る原動力はホッケの泳ぎが作り出す0.5m/Sの下降流が原動力になっています。ホッケは深い海を好み、冬場は深い海(300mくらい)の海底にいます。初めて知ったのですが、ホッケには浮き袋がないのだそうで、深い海底付近に生息するのに適した進化をしているのだそうです。
NHKハイビジョン特集10/11(日)16:30~18:00「北の海にホッケが舞う~群れ、その神秘の物語~」を見ました。
今年から、NHKはnスペの自然、文化、芸術、紀行などの企画範囲のものを、本体と、その派生トーク番組の「ワンダー・ワンダー」、この番組と同時に制作される90分のドキュメンタリー番組が、ハイビジョン特集としてBsHiで放送されています。
見たのはこのBs の番組でした。
この渦はホッケの群れが作っている渦です。数万匹のホッケの群れが作る渦、この渦を作る原動力はホッケの泳ぎが作り出す0.5m/Sの下降流が原動力になっています。ホッケは深い海を好み、冬場は深い海(300mくらい)の海底にいます。初めて知ったのですが、ホッケには浮き袋がないのだそうで、深い海底付近に生息するのに適した進化をしているのだそうです。
このため、春先の海面近くにプランクトンが増えてくると、海の底から海面近くにプランクトンを捕食するために移動する際にホッケ柱が発生するのだそうです。浮き袋がないので、上昇はその大きな尾ひれが作る推進力で海面まで泳ぐのですが、この下降流が群れとして0.5m/sの下降流となり、渦を発生させているのだそうです。この渦は、周辺の浮遊プランクトンを渦の中心に集め、渦の下降流にのせ、鳥に教われない安全な深度までプランクトンを運ぶという役割を果たしているのだそうです。
番組ではここから、リーダがいない個体が郡体を構成する仕組みを、いくつかの簡単なアルゴリズムでシミュレーションする話(Craig Raynoldsのboids)に進んでいきますが・・・これは複雑系やらフラクタルなどとの関連も出てきてなかなか興味あるものでした。
郡管理というテーマは、小型単機能のユニットを沢山連動させて、必要な機能を果たすようにするために必要なサイエンスですが、今や海の中から、陸の上、宇宙空間といういろいろなところで応用しようとしている状況です。今後の発展が楽しみな分野です。
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