今年今日を含めてあと2日となりました。その昔は仕事収めのあと秋葉原の石丸電気に年末年始に聞くレコードを音楽のお師匠様に連れられ買出しに行きましたが、アンプもレコードプレーヤもすでに廃棄した今は、コンポを買うこともなく、大きなスピーカも置物になっている状況です。とはいえ何とかCDをヘッドフォーンで聴く装置だけは確保していますが、オープンな環境で聞く装置で今一番良いのはソニーの大型TVのスピーカという有様です。昨日から朝からNHKのハイビジョンで小澤征爾のおすすめオペラというのをやっていて、昨日はチャイコフスキー/小澤指揮の「スペードの女王」、今日はシュトラウス/クライバー指揮の「ばらの騎士」です。
クライバー指揮ウイーンフィルのこれはDVDでも出ているものだと思いますが、録画してあとでゆっくりと思っていましたが、ちょっと見出したら、見始めてしまいました。
そういえば、これもある意味「駆け落ち」系名曲分類であることに気付きました。
1幕は元帥夫人とオクタヴィアンの「不倫」系
2幕の有名な「銀のバラ」のシーンはオクタヴィアンとゾフィーの「駆け落ち」系
3幕での元帥夫人が愛する者(オクタヴィアン)を失う悲しみを抑えて歌う《私、正しいやり方であの人を愛そうと決めたの、だから(3重唱)》 は好きな歌の一つです。
クライバーの演奏会は何度か行きましたが、残念ながらオペラ(ミラノのオテロ、ボエーム、ウイーンのこのバラの騎士での来日時)はチャンスがありませんでした。いまよく聞いているのは彼が振ったワグナーの「トリスタンとイゾルデ」です。おっとこれは極めつけの「駆け落ち」系の名曲だ!!